2018/6/23(土)、「サプライズデザイン」の話を聞いてきました
オンラインの飲み会で @nemorine にサプライズデザインの話をしていただきました。
「サプライズデザイン」は @nemorine が得意とする、相手にサプライズを実行する際の方法論です。
www.slideshare.net
内容まとめ
全編通して面白かったのですが、特に印象に残った部分についてまとめてみます。
- 現実と認識を乖離させる
- 油断させる
- 感情の袋を大きくする
- 上手な伏線を張る
- 過去の記憶を呼び覚ます
現実と認識を乖離させる
現実と認識の乖離が大きいほど、サプライズとしての成功となる。サプライズを単発で、時間をおいて実施すると認識が戻ってしまう。そのため、サプライズは畳みこむように連続することで相手を混乱させて乖離を大きくさせる。サプライズが大きすぎると人が壊れるらしい。エゲツナイ。
油断させる
サプライズを効果的にするために、サプライズを相手が認識して緊張が解れたところに別のサプライズを畳みかける。緊張が解れたことで無防備になったところにサプライズをすることでサプライズの効果が増大する。エゲツナイ。
感情の袋を大きくする
「感情の袋」を大きくする。いかなる感情も一つの袋に入っていて、大きくなったり小さくなったりする。サプライズは驚きなどで相手の「感情の袋」を拡張させて、最後に嬉しい感情にすることで大きな嬉しさを相手に与えることができる。吊り橋理論なども「感情の袋」の考え方で説明できそうなので、自分の直感にも合う話だと感じました。
上手な伏線を張る
サプライズチェーン。サプライズを日常に紛れさせる。できるだけ相手の選択を活かすことで、本当に偶然なのか、仕組まれたのかを相手が判断できなくなる。疑心暗鬼になってくるらしい。エゲツナイ。
過去の記憶を呼び覚ます
過去の記憶を思い出させることをサプライズとして利用するのが、強い印象を相手に与えることができるので有効。過去の記憶というのは「非日常」なことでもあるので、サプライズに利用することが効果的なのは凄く納得できました。
まとめ
実施例の紹介もありましたが、サプライズが凄い練られていて相手が壊れる(お酒を飲んでいないのに酔っているような状態になる)のも仕方がないと感じました。みんなでサプライズ対象一人のことをこれでもかというぐらい考え抜いたからことできる凄まじさがありました。サプライズは自分ではとても真似できそうにありませんが、その要素の考え方はどこかで活かしたいと感じました。