2024/6/26(水)、「人生が整うマウンティング大全」読書会に参加しました。

はじめに

「南町通りイカ研究所 デベロッパー部」の活動として開催された「人生が整うマウンティング大全」読書会に参加しました。

minamimachi.connpass.com

正直なところ、「ネタ本」だと思いワイガヤできればいいや、くらいに思っての会でしたが、やってみると事前の想定以上に役に立つ考えがあって面白かったです。マウンティング、という日常で避けて通れないネタであり参加者の体験談も豊富に出てきて、とても面白い会でした。想定よりも、人が集まって読書会するのに向いている本だと思いました。

ABD(Active Book Dialog)

読書会では、読書法としてABDを採用しました。初見だと結構驚く読書法なので、「そういう読書法もあるのか」を知ってもらうだけでも良いかと思ってABDを採用しています。ABDの詳細は割愛しますが要点は以下になります。

  • 複数人で書籍を読み、短時間で書籍の要所や各人の知見を共有する読書法
  • 紙の本を区切りごとに分けて書籍を裁断して、担当を決めて読み進める
  • 読んだ部分を要約して、参加者にプレゼンする

www.abd-abd.com

今回は、ABDを採用して、良い読書会になったと思います。

  • 1章のマウンティング図鑑だけだと、「くだらない」という感想を抱いてしまう場合がある。全体像を短時間で把握できることで、後半部分のマウンティング活用を理解して、本の評価を改めることができる
  • 読んだ内容をプレゼンするために、担当範囲の内容をまとめようと集中して読み込むことができる。
  • マウンティングというSNS時代において、誰もが触れたことがあるテーマであって、体験談や考察が捗る。
  • ABDを初めて体験した参加者から「短時間で本の理解度を深められる手法に驚いた」旨があった。

マウンティング大全

事前の書籍の想定は「マウンティングをまとめた、いわゆる"ネタ本"」と思っていたのですが、人間が持ちうる性質に向き合った学びのある書籍だと思います。書籍の後半はマウンティングがビジネスにも貢献する旨の記載があり、その内容を真面目に議論できる会になったと思います。書籍の内容が「あまり明言しないけど、日常にあるあるで存在すること」を扱っているので、普段の議論では目を背けがちな内容を改めて議論する機会になりました。

マウンティングマウンテン

副教材(?)としてマウントを扱った2分程度の動画が紹介されました。「登っても登っても、そこにあるのは孤独だけ」。

youtu.be

おわりに

内容も難しくなく、あるあるで議論しやすい、ビジネスにおける示唆が得られる、など有意義な読書会でした。

「読書会をしたいけど、真面目な本で扱える自信がない」方は、緩衝材として「マウンティング大全」で読書会を実施することを選択肢として入れるといかがでしょうか。