11/18(土)、「未来予想型チーム運営ワークショップ」に参加してきました。

SaPID*1TOC(CCPM)を組み合わせたリスクマネジメントのワークショップに参加してきました。

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今年の2月にも参加しましたが、前回は半日のワークだったのに対し、今回は一日のワークを体験してきました。基本的な流れは前回と同様だったので、主に差分について整理していきます。

toshimana.hatenablog.com

未来予想図についての議論と共有

前回と比べて、未来予想図の作成やワーク間における修正に多くの時間が割り当てられていました。前回は時間の制約が大きい中で、問題に対して進める案を何とか絞り出していました。それに対して今回はチーム内で十分な議論の上、他に案がないかを検討したうえで作業の方向性を決めることができました。チームメンバが4人(前回は6人)と、全員の意見を反映しやすい大きさだったことも踏まえて、未来予想図に関する議論は前回よりもかなり満足度が高かったです。

運営の方々も「過去のワークでは作業間の未来予想図に対するフィードバックが上手くいかないチームがいた」のに対して「今回はすべてのチームが未来予想図に対して上手くフィードバックできていた」と言っていたので、個人的には未来予想図の議論時間を増やしたことでワークに対する満足度が高まったのだと感じています。

未来予想図の修正

本ワークショップでは、最初に作成した未来予想図を、各作業で得られた知見をフィードバックしながら改良していく、というのが基本的な流れです。私たちのチームでは得られた知見を「足す」修正しかしていませんでしたが、運営の方からは「引く」修正も考えてみると良いとアドバイスを頂きました。

今回のワークは数回のフィードバックしかありませんが、実際の仕事で未来予想図を用いる場合は常に更新し続けることになるため、常に現状を表した未来予想図を保つ必要があります。「足す」だけだと、未来予想図は肥大化して扱いが困難になるため、適度に「引く」ことでチーム内が理解しやすい未来予想図のサイズに保ち続ける必要がありそうです。今回のワークでは「引く」実践はできませんでしたが、どこかで試してみたいと思いました。

運営の配慮

終わった後の懇親会で伺った話でもありますが、ワーク中に挟まれたアドバイスについてもとても参考になることがありました。例えばワークの中で「各自、気になったことを付箋で5つ挙げてください」とありましたが、それについても以下のようなことが考えられていたそうです。

  • 気になったことが多すぎると後作業のモデル生成の整理が難しくなる(ワークを時間内に満足にこなすことが難しくなる)
  • 数を絞ることで、その人が重要だと思うことを順序付けするようになり、付箋には重要な順に出てくるようになる。
  • 数を絞ることで、気になったことをとにかく出し尽くす人を抑制する
  • 数を多く出す人を抑制することで、意見が出にくい人が委縮しにくいようにする

他にも多くの配慮点がありましたが、それらの積み重ねによって全チームが満足度の高い状態でワークを実施できたのだと思います。

食事について

ワークショップの昼食に自分の実力に見合わない激辛ラーメンを食べるのはやめましょう。写真は昼食に食べた「蒙古タンメン中本」さんの「北極ラーメン」。

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おわりに

個人的な満足度も高く、なおかつ全てのチームが良い成果が出せていたため、ワークショップ全体の完成度もかなり高いものだと感じました。@kitanosirokuma さんと@NoriyukiMizuno さんの二人ならではの他ではできない貴重な内容を学ばせていただきました。新ネタも検討中とのことなので、そちらも楽しみにしています!

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ぼかし処理を施してます